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自分に自信のない人が増えたのか:最高の名前にたどりつく名づけの極意 [その他]





名づけの本と言うよりも、名前を決める心構えの本。
当たり前のことしか書いていないけど、名づけに当たって自身を失っている親が多いのかな。

本書では、名前の候補を得ることは出来ない。
名前を決めるに当たっての心構えを書いた本である。

本書の要諦は、
・名前は他人が使う公的なものである
・思いのこもった使いやすいものを定めるのが第一
・他人の意見に惑わされるな
・字画は占いであり、信じるかどうかは自由
といったところ。

特に、名前の公としての性質を強調し、変な個性を出そうとした名前や、男女不明の名前を否定する。
その説得力はたいしたものであり、名づけに悩み、方向性を見失った人は読んでみるといいだろう。初心に帰って、素直な気持ちで名づけに向き合えるようになることは確実だ。

本書はある意味当たり前のことしか書いていないが、名づけについては、怪しげなものを含めて、多くの情報が流通しているので、混乱し、自身を失っている親が多いのであろう。
科学がこれだけ進んだ世の中でも、迷信に惑わされる人が多いのをみると、時代小説の登場人物を笑えない、と言う思いにさせられる。

名前案を考えている親ではなく、名づけで行き詰っている親にオススメできる本である。
☆☆☆(☆三つ)




本書に言及した他のブログは見当たりませんでした。
さすがに、書評を書きにくいのかな。


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