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老老相続を避けるための対策が必要だ [opinion]

404 Blog Not Found 相続税 - ゼロかイチか:
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51166246.html

景気浮揚・三つの大改革 大前研一|新しい日本を創る提言誌 Voice+ ボイスプラス :
http://voiceplus-php.jp/archive/detail.jsp?id=93
(なお、上記記事では相続税と贈与税はあえて区別されていないように思う。死ぬ時期は調整できないので、大前さんが主張するのは相続税ではなくて、贈与税ゼロが正しいと思うが、混乱を避けるため、以下相続税で統一する)

景気対策として、相続税を工夫することによって、老人から若者に資産を移そうとする意見。
大前さんは相続税を数年限定でゼロにして、資産を移すことを主張し、弾さんは相続税を100%にしてベーシック・インカムでばらまくことを主張している。

私は、相続税回避のために、多くの資産を作れるほど有能な人が、無駄な手間をかけるのは社会の損失だと思うので、大前さんの言うように相続税はゼロにした方が良いと思っているのだが、この問題はそう単純ではない。

この問題で一つ考えなくてはいけないことは、通常の相続税では老人から若者に資産を移すことはできないと言うことだ。


現在の日本人の平均寿命は男性約78歳、女性約85歳。
女性が第一子を産むときの年齢の平均は約28歳、第二子を生むときの平均は約30歳。

この平均値を使って、男女の年齢が等しい夫婦のケースを考えると、老夫婦のうち夫が78歳死んだときに、相続する子供は50歳と48歳。
夫が死んだときに、いったん妻が相続した財産と妻自身の財産を、妻が死んだときに子供が相続する場合は、妻が85歳で死んだとして、相続する子供は57歳と55歳。
ちょっと長生きした場合なんかは、相続によって財産を受け取った側がすでに年金生活者になっていてもおかしくはない。

相続によって、老人から若者に資産が移っていると言えるだろうか??

28歳で子供を産んだ人が、48歳で親の財産を相続しても、相続時に子供はすでに成人している。
長寿化した現在の日本では、子育てのうちで一番お金のかかる時期は過ぎ、仕事をリタイアした後の余生を考える時期に親の財産を相続することが普通になってしまっているのだ。
相続税率云々の前に、この問題について考えないと、若者には永遠に資産が回ってこないことになる。

私は最初に考えたように、相続税率はゼロに近づけた方が良いと思うが、それには条件をつけて、相続人が40歳未満の場合のみ相続税率を下げる(又は控除を大きくする)べきであろう。
これによって、祖父母から孫への相続が一般的となり、若者が財産を得ることができる様になる。
また、子供がいないと相続税で損をするので、出生率を上げるインセンティブにもなり、少子化もちょっとはましになるのではないだろうか。








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