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普通すぎる小説:任侠学園 [小説]


任侠学園

任侠学園

  • 作者: 今野 敏
  • 出版社/メーカー: 実業之日本社
  • 発売日: 2007/09/19
  • メディア: 単行本



アイデアは誰かが一度は考えていそうなモノで、出来は悪くないけど、先が読みやすい驚きの少ない小説。平凡という言葉がまさにしっくり来る。

本書のストーリー

おちこぼれ高校の債権を譲り受け、理事に収まることになった弱小極道の組織。主人公の代貸日浦は、学校コンプレックスに立ち向かい、現代の若者の違和感とも格闘し、モンスターペアレントに翻弄されながらも、おちこぼれ高校を任侠道に基づいて立て直す。


極道が学校を建て直すという、よくありそうなストーリー。
学校の問題児も「今時の若者は」といわれそうなステレオタイプなものだし、モンスターペアレント等の流行モノにも触れているが、特段目新しいところはない。

小説自体はうまくまとまっているし、読みづらかったり、破綻していたりするところはないのだが、それだけに特徴のなさが浮き彫りになってしまっている。
よくありそうな内容をうまくまとめたと言うだけの小説だ。

分量の割にさっくり読めるので、時間を無駄にした感覚はないのだが、本屋に埋没してしまう類の作品であろう。筆者の今野敏はこの程度の作品しかかけないわけではないので、若干残念だ。

☆☆★(☆二つ半)

他のBlogの反応はこちら等。
(ポジティブな評価のエントリ)
http://blog.orval-net.com/archives/2008/12/post_683.html
http://blog.goo.ne.jp/mis-mariko/e/e63f81ac8b70b4e316a07942ab6d3d3a
http://onodakikaku.blog8.fc2.com/blog-entry-1035.html
http://tsukiniusagi.jugem.jp/?eid=623
http://degicom.blog8.fc2.com/blog-entry-1034.html
http://kksks.blog20.fc2.com/blog-entry-282.html

痛快で笑えて面白いという声が多数。
久しぶりに多くの人と感想が異なってしまった。






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