エジプト遠征！！：ナポレオン獅子の時代 11

ナポレオン獅子の時代 11 (11) (ヤングキングコミックス)

• 作者: 長谷川 哲也
• 出版社/メーカー: 少年画報社
• 発売日: 2009/02/26
• メディア: コミック

ナポレオンの時代に詳しくない私でも知っている、ナポレオンの功績エジプト遠征。
前半の見せ場である。

本書のストーリー

イタリアで功績をたてたナポレオンは、その功績に恐れをなしたバラスによって、イタリア方面軍を解任され、イギリス方面担当へと移される。
海軍のないフランスは、イギリスへと侵攻できないのだが、ナポレオンはイギリス植民地のエジプトを攻撃することを考える。マルタ島をマルタ騎士団から解放し、ネルソンとニアミスしながらもエジプトへと向かう。

本書の見所は、ナポレオンがイタリア方面軍を解任されながらも、不屈の闘志でエジプトへと向かう場面。
解任されても、めげず・暴発せず、最善の一手を考えつくのはさすがだと言える。

エジプト遠征に当たっては、アレクサンドロス大王に習って画家・学者を連れて行くのだが、その下りも面白い。ナポレオンをアレクサンドロスと対比しているのだが、にているところもあり、にていないところもあり……。

そして、もう一つの見所はナポレオンの妻ジョゼフィーヌの浮気。
この伏線が今後どうなるのかも興味深い。

本書にはダヴー外伝「禿鬼」もついており、ますます絶好調の筆者の作品を楽しむことができる。

☆☆☆★（☆三つ半）

参考：第10巻のエントリはこちら
http://book-sk.blog.so-net.ne.jp/2008-10-13
参考：第9巻のエントリはこちら
http://book-sk.blog.so-net.ne.jp/2008-04-12-1


他のBlogの反応はこちら等。
http://d.hatena.ne.jp/kanikani4/20090226/1235662100
http://blogs.yahoo.co.jp/hayase_ausf_h/57028840.html
この11巻は今までになく助成の出番が多いんだよね。

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