大人のための勉強法だが、身につけるのは早いほうが良い：レバレッジ勉強法

レバレッジ勉強法

• 作者: 本田直之
• 出版社/メーカー: 大和書房
• 発売日: 2007/09/25
• メディア: 単行本（ソフトカバー）

時間の少ない社会人を念頭に置いた勉強法の本。
ただし、本書の神髄は中高生にも使える上に、早く身につけるかどうかでその後の効率が一変するところがポイント。

【目次】
1 あなたの「ビジネス偏差値」は?
2 何を勉強するかを決める
3 ラクに勉強できる「仕組み」づくり
4 成果に直結するスケジューリング
5 どんな試験にも受かるテクニック
6 挫折しない英語マスター術
7 最速で情報を「勉強する」法
8 勉強しやすい環境をつくる

本書の構成は、最初に社会人になってからも勉強することの必要性を示し、その後で時間の少ない社会人がもっともコストパフォーマンスの良い形で勉強するための方法を示している。

社会人になってからも勉強することの必要性については、本書を読むとすごく身につまされる。
私はさすがに本ぐらいは読むのだが、それ以上はなかなか手を出しづらい。
一般的にも電車の中で漫画を読んだり、ゲームをしたりしている人が多いことからも、日本では社会人が勉強することは少数派であるのは間違いない。しかし、本書を読むとそんな態度ではリスクが高すぎることがよくわかる。

次に、本書で書かれている勉強法だが、徹底的にリターンを重視し、必要なことだけを徹底して勉強するのが基本形である。
「レバレッジ」というシリーズ枕詞がタイトルには設定されているが、リスクを高める姿勢ではなく、正しくはリターン最重視の姿勢である。

個々の勉強法については、書くのがふさわしくないと思うため書かないが、役に立つことを見極めて最短距離で突っ走る。「ドラゴン桜」を彷彿とさせるその姿勢は、本来だと受験勉強で身につけるべき勉強法なのだろう。

子供には勉強で得られる知識よりも、受験勉強を通じて本書のような勉強法をマスターしてほしい。
そういう意味では、社会人だけでなく、受験生の親などにもお勧めできる一冊である。

☆☆☆★（☆三つ半）

他のBlogの反応はこちら等。
（ポジティブな評価のエントリ）
http://dokusho24.blog24.fc2.com/blog-entry-24.html
http://blogs.yahoo.co.jp/takahass1976/52961935.html
http://d.hatena.ne.jp/akisan0413/20090507/asin4479792422
http://sishiwata.blog90.fc2.com/blog-entry-286.html
http://west32.seesaa.net/article/118045956.html
http://blog.goo.ne.jp/scruplessplash/e/6b66109a745ceb398329e4117bf94965
本書を気に入った人のエントリでも、気に入った箇所は人によって違う。
薄くてさくっと読める本ですが、読み方は人それぞれの読み方ができるみたいです。

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