みんな大好きドラえもん:凍りのくじら [小説]
ドラえもん好きの女の子(高校生)が主人公の、ちょっと不思議な物語。
筆者のドラえもんへの愛も伝わってくる。
【目次】
プロローグ
第1章:どこでもドア
第2章:カワイソメダル
第3章:もしもボックス
第4章:いやなことヒューズ
第5章:先取り約束機
第6章:ムードもりあげ楽団
第7章:ツーカー錠
第8章:タイムカプセル
第9章:どくさいスイッチ
第10章:四次元ポケット
エピローグ
ちょっとさめたところのある主人公と、彼女を取り巻く一癖も二癖もある人々の織り成す人間模様。
失踪した父親、病気の母親、ちょっとカッコイイ学校の先輩、ストーカーの元彼、しゃべることの出来ないピアノの天才少年――
そして、最後に明らかになる少し不思議な結末。
本書のキーワードの一つが”少し不思議”なのだが、そのキーワードに違わぬラストと、すてきな読後感が味わえる。
日本人なら誰もが知っているドラえもんという、ある種難しいテーマをモチーフにしているにもかかわらず、イメージを壊すこともなく、綺麗で面白い作品に仕上がっている。
最初は青春小説のようで少し戸惑ったのだが、読み終えてみると満足のいく作品。
筆者の他の作品もますます楽しみになってくる。
☆☆☆☆(☆四つ)
他のBlogの反応はこちら
(ポジティブな評価のエントリ)
http://everydaykt.seesaa.net/article/131806003.html
http://hari-ruri.jugem.jp/?eid=356
http://tris.blog.so-net.ne.jp/2009-10-31
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http://hon-wo-yomo.jugem.jp/?eid=685
http://blog.goo.ne.jp/sepurainnole/e/6dd92e108079e1788eb4ab8f4785cfef
ドラえもんは大人でも十分に楽しめる作品ですが、それを元にこんな小説を書けるとは、プロの人の感性は違いますよねぇ……
2009-11-27 22:42
nice!(2)
コメント(2)
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こんな小説あるんですね。
ドラえもん好きとして読んでみたいと思います。
by うっちー (2009-11-28 15:21)
>うっちーさん
コメントありがとうございます。
ドラえもんを妙に懐かしく思う小説でした。
最後に読んだのはいつだったのか……
by book-sk (2009-11-28 22:18)