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プラスアルファの知識としての会計:借金を返すと儲かるのか? [経済]


借金を返すと儲かるのか?

借金を返すと儲かるのか?

  • 作者: 岩谷 誠治
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
  • 発売日: 2009/06/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



会計の入門書決定版。
専門分野として会計を身につけるのではなく、自分の専門分野にプラスアルファとして、会計的な考え方を手っ取り早く身につけたい人をターゲットにしている。

【目次】
第1章 会計を学んで儲かるのか
第2章 商売の記録と決算書
第3章 パズルの絵
第4章 虚妄のキャッシュフロー計算書
第5章 普通の人が普通に使う会計
補章 30分で学ぶ決算書の読み方


本書は分量的には非情に薄いので、1時間以内で読む終えることが出来る。
が、内容としては非情に的確で、会計の重要な部分を理解することが出来る。

私は以前にこのエントリで「決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法」の書評を書いた。
決算書がスラスラわかる 財務3表一体理解法」も会計を実体的に理解することの出来る良書なのだが、それでも専門の人以外には若干難しく、分量的にも多いという弱点があった。

そもそも、会計を専門にする人は専門の書籍や講座で学習しているはずであり、一般書で会計の本を読む多くの人は、自分の専門分野を持っていて、それに”会計”というプラスアルファの考え方で仕事の幅を広げたいと思う人であろう。
いわば、会計を道具として使いたい人だと思う。

そんな人の中には、分厚い本や難しい本を読む時間的な余裕のない人も多いだろう。
そういった人にこそ、本書を是非手にとって欲しい。
簡単だけど、必要事項を十分に網羅していて、なおかつ、会計を道具として使うことにターゲットを絞っている。

会計士や財務部など、専門家と会話しなくてはならない他分野の専門家にもお薦めの一冊。

貴方は、借金を返すと儲かるのか?という本書のタイトルに、自信を持って答えることは出来ますか??

☆☆☆★(☆三つ半)

他のBlogの反応はこちら。
(本書をポジティブに評価するエントリ)
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/51676654.html
http://www.lay-up.net/archives/blog-entry-790-1004181708.html
http://www.dcc-jpl.com/diary/2010/04/19/syakkinwo/
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51227283.html
http://d.hatena.ne.jp/HAGE/20091115/1258240928
http://kabushiki.blog32.fc2.com/blog-entry-991.html

意外と話題になってる。
そして高評価。
本書は、費やした時間と値段以上の価値は確実に存在する(但し、専門家は除く)良書だと思う。





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