カープの選手は3人:プロ野球 最強のベストナイン [スポーツ]
パソコン時代に入って、野球の見方は大きく変わった。
過去のデータを容易に参照できるようになったことで、マニアックなデータに裏付けられた観戦が可能になったのだ。
で、本書はそうした背景の中、大量のデータをファンの思いと共に振りかえる作りとなっている。
ぶっちゃけ、ベストナインを選ぶ作業というより、その作業の中で過去の有力選手の思いを楽しむための一冊だ。
【目次】
打者編
(1番打者
2番打者
3番打者
4番打者
5番打者 ……)
投手編
(1リーグ時代(1936~1949)
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代 ……)
打者は1番~5番を選び、下位はポジションを埋めていく形式。
投手は1リーグ時代のスタルヒンから、2000年代のダルビッシュ有まで各時代の最強投手+リリーフ3人を選ぶ。
選定に当たってはデータが重視されているのだが、それはあくまでも参考。
なぜなら、例えば、1番打者の場合どの数値を重視するのが良いのだろうか。
出塁率?打率?盗塁数?盗塁成功率?本塁打数?
そういう箇所で筆者の主観が入るので、データで全てが決まるわけではない。
ただ、どういうデータを取るにしても、有力な選手は必ず候補に入る。
そうした作業の中で、贔屓の選手に思いを巡らしながら、本書を読む作業は味わい深い。
野球に興味がある人で、何年か野球を見続けていた人なら確実に楽しめる一冊だ。
☆☆☆(☆三つ)
他のBlogの反応はこちら
(本書をポジティブに評価するエントリ)
http://hnaruoka19520218.dreamlog.jp/archives/4997659.html
http://g3omuta-miike.cocolog-nifty.com/diaries/2010/12/post-b2d6.html
http://beth54.blog10.fc2.com/blog-entry-168.html
http://tobyce.cocolog-nifty.com/essay/2010/12/1122-125-44bf.html
私の好きなカープの選手は3人。
誰が選ばれているかは、本書を読んで欲しい。
2011-01-19 23:09
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