雰囲気にお金を出す価値アリ:スカイ・クロラ [小説]
今回はハードカバーと文庫本を並べてみた。
私は、基本的に文庫本のほうが好きなのだが、本書に限ってはハードカバーの方がお薦めできる。
表紙の雰囲気が断然に違う。
そして、本書は、雰囲気にこだわるべき作品だと思う。
本書について、あえて内容は触れない。
他のミステリィ作品と違って、内容をばらしても面白さが変わるものではないが、色々と解釈・想像できる内容なので、私のような一読者の解釈した内容を書くこともないだろう。
それよりも、私が強調したいのは本書の雰囲気。
これが一番価値を見出すことのできた部分だ。
キャラクター、セリフ、世界。すべてが一体となって、この、素晴らしい雰囲気が作られている。
そして、雰囲気に値打ちを感じるのなら、表紙にもこだわるべきじゃなかろうか。
ということで、冒頭の文章に行き着くのである。
筆者の書くミステリィも独特の味があるけど、本書はそれとは違った楽しみ方ができる。
人によって好みはわかれるかもしれないが、私は、ミステリィと同じ程度には気に入った。
☆☆☆☆(☆四つ)
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シリーズは全部読んだほうがいいみたいですね。
今度挑戦してみます。
そして、本書は映画化されてます。こっちの方が話題は豊富かな。
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