唯一言「素晴らしい」:ハンニバル [小説]
このエントリで触れた「羊たちの沈黙」の続編。
ただただ、素晴らしいのヒトコトだ。
あらすじには絶対触れない。
まだ本書を読んでいない人に対する嫌がらせになるから。
それほどまでに、ストーリーが素晴らしい。
これほどまでに一気に読むことのできるパワーで、思いも寄らない着地点に連れて行かれたら……。
ほとんどの読者は参ってしまうだろう。
スケール、意外性、ディテール、すべての揃った素晴らしい作品。
未読の人は、ぜひ読むべきだ。
ただ、本書を読んでしまうと、次に読まれる小説は不幸だ。
本書の印象が濃いうちに、比較されるような形で読まれるのだから。
しばらくは小説で大きな満足を得ることができなくなってしまったかもしれない。
それでも、悔いはない。
☆☆☆☆☆(☆五つ。満点)
他のBlogの反応はこちら。
http://d.hatena.ne.jp/mailinglist/20110215/p2
http://syousanokioku.at.webry.info/200609/article_10.html
http://d.hatena.ne.jp/eccentric/20100609/1276102480
http://shikiko.blog.shinobi.jp/Entry/906
http://d.hatena.ne.jp/coolstyle/20050923/1127501357
映画版の感想のほうが多いようだ。
映画の出来は知らないが、本書のクオリティなら、2時間少々の映像ではなく、本で読んでみてほしい。
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