鉄砲伝来は何年??:太閤のレガリア [小説]
暇つぶしに手にとった割には面白かった。
数多くある本から積極的に手に取る程でもないが、興味を持って読み始めたら最後まで一気にいける作品。
本書も最近の時代小説の流行に沿った、有名人(本書の場合だと豊臣秀吉)と交差する名も無き人を主人公に設定した作り。一歩間違うと表紙だけが売りの埋没しかねない内容だ。
とは言え、本書はうまくいっている。
その理由は、登場人物が程よく絞りこまれているためわかりやすいのと、主な登場人物が秀吉・加藤清正・福島正則の親という設定なので架空の人物の割りにはイメージが持ちやすい。この設定が本書がうまくいっている勝因だろう。
上記のように秀吉・清正・正則をベースにした小説だけに、歴史小説の基本的知識が無いと逆に辛いのだが、本書を読もうと思う人にはその心配は無いだろう。
歴史小説が好きで、手に取る機会があれば読んでみて欲しい。
☆☆☆(☆3つ)
他のBlogの反応はこちら。
http://blogs.yahoo.co.jp/nepro101/52654406.html
http://sakesoba.naturum.ne.jp/e1304928.html
http://d.hatena.ne.jp/vista1242/20120110/1326171910
皆さん高評価。
歴史の知識がある人なら楽しめます。
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