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このギョーカイがよくわかる:「意識高い系」という病~ソーシャル時代にはびこるバカヤロー [社会]


「意識高い系」という病~ソーシャル時代にはびこるバカヤロー (ベスト新書)

「意識高い系」という病~ソーシャル時代にはびこるバカヤロー (ベスト新書)

  • 作者: 常見 陽平
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 2012/12/08
  • メディア: 新書



Amazonの内容紹介より
「意識高い系」と呼ばれる人々の存在をご存じだろうか? 数年前からネットスラングにもなった、この「意識高い系」という言葉は、セルフブランディング、人脈自慢、ソー活、自己啓発など、自分磨きに精を出し、やたらと前のめりに人生を送っている若者たちのことを指す。

上記内容紹介の通り、意味のない活動に自己陶酔する勘違いした学生や若手ビジネスマンを批判する内容。世の中で仕事が出来るということは、ビジネス書などで主張されているセルフブランディングや自己啓発とはあまり関係がないという、筆者の常々からの主張に沿った内容だ。


【目次】
第1章 意識の高い学生たち
第2章 セルフブランディングのバカヤロー
第3章 意識が高すぎるソーシャルメディア
第4章 自分磨きが止まらない!
第5章 なぜ、意識は高くなるのか?


ビジネス書は目立つものが有利なので、どうしても突飛な内容が多くなる。
セルフブランディングや、極端な内容の自己啓発などなど。そして、ソーシャルメディアの発達によって、間違った方向の努力が好きな人同士が引き寄せ合い、泥沼に落ちていく人や、見苦しい集団が発生する。

本書はそうした内容を批判しているのだが、筆者もビジネス書業界の片隅に存在するわけで、ややもやもやを感じながら読み進めることになる。
加えて、筆者はビジネス書業界の有名人たちを名指しで批判するのだが、この「名指しで批判」という行動はネットに親和性を持つビジネス書業界独特の風習で、バトルを演出することによりお互いの名前を売り、書籍の売上や自サイトへのアクセス増加につなげるというプロレス的行動だ(みんながわかっているから、訴訟のような事態には発生しない)。

書いている内容はもっともだけど、ビジネス書業界の中にいる人がそれを行ったらダメだろう。という内容。本書は歪んだ業界の内幕を知るために読むのが正しい使い方かもしれない。

☆☆☆(☆3つ)

他のBlogの反応はこちら。
http://www.ringolab.com/note/daiya/2012/12/post-1756.html
http://d.hatena.ne.jp/itotto/20130115/1358267542
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http://ask0030.blog.so-net.ne.jp/2013-06-17
http://d.hatena.ne.jp/chanm/20131006/1381059430
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