リーダーシップのない人が多いからマッキンゼーは儲かる:採用基準 [自己啓発]
元マッキンゼーの採用マネージャが語る「マッキンゼーが求める人材」、「今の日本に足りない人材」。
本書で書かれている”求められている人材像”は同じマッキンゼー出身の瀧本哲史著の「武器としての決断思考」でも類似の内容が語られていたので、マッキンゼー出身者の認識としては一般的なところを書いているのだろう。
シンプルな武器が一番有効:武器としての決断思考 [自己啓発]
本書のメインコンテンツはディベートの技術を「決断」に利用するというもの。
それに、「僕は君たちに武器を配りたい」で本格的に語られる筆者が若者に対して説く心構えが加わって一冊になっている。
伝統的日本企業の人事評価:人事部は見ている。 [自己啓発]
低学歴にこき使われるのが嫌な高学歴者に向けて:僕は君たちに武器を配りたい [自己啓発]
重役にだけ許されていた60歳過ぎの労働がすべての人に:未来の働き方を考えよう 人生は二回、生きられる [自己啓発]
昭和の時代(人によっては今でも)、日本では「長く働くことが出来る」というのはステータスだった。
大企業だと公式の定年は60歳でも、女性は結婚・出産するとやめるのが当然だったし、中間管理職は50歳代で定年を迎えて子会社に天下る。60歳を過ぎて働くことが出来るのは、役員になれた人だけだ。
さらに、医師や弁護士といった士業は「一生働くことが出来るから」という理由で親が子供に薦めていたケースもごく普通に存在した。
ところが、その環境は逆転し、今や70歳まで働くというのは当たり前。
早期リタイアの方が望んでも得難い環境となってしまった。
本書は、そうした時代背景の変化を捉えて、各人に”働く”ということをもう一度考えさせる内容だ。
ユンケルとかレッドブルとか:決定版 仕事は楽しいかね? 会社の宝になる方法 [自己啓発]
現代のマーケティングを理解するために:コトラーのマーケティング思考法 [自己啓発]
有名なマーケティング学者が、従来のマーケティング手法に行き詰まった時の方法を解説した一冊。
古典的なマーケティング手法は”やって当たり前”の現代においては、本書の内容はもはや基本と言うべき内容だろう。
タグ:☆☆☆☆ フィリップ・コトラー
人事を尽くすために。:スタンフォードの自分を変える教室 [自己啓発]
自己啓発書の集大成のような一冊。
最新の脳科学や認知系心理学の研究内容をまとめて、やる気を出す方法・悪い習慣を我慢する方法を伝わりやすくまとめている。
なお、本書を読めば、非常にやる気が出るが、その段階で止まってはいけないというのも本書で書かれていることである。
タグ:ケリー・マクゴニガル ☆☆☆☆★
初期勝間本のまとめ:起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術 [自己啓発]
起きていることはすべて正しい―運を戦略的につかむ勝間式4つの技術
- 作者: 勝間 和代
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/11/29
- メディア: 単行本
一時期よく出ていた勝間本の一つ。最近は一時期の出版ラッシュは落ち着いてきている感じだ。
で、本書は初期の勝間本のそうまとめのような位置づけ。書いていることは悪くないし、今から筆者の作品に手短に取り組みたい人は本書がオススメ。
最強の道具の使い方:統計学が最強の学問である [自己啓発]
このエントリで紹介した「その数学が戦略を決める」を読んで、統計の威力に感心した人が、ビジネスでもそれを活用してみよう……。
と思った時に読むのに最適な入門書。統計学はビジネスに役立つことは間違いないのだが、ITベンダの口車に乗って大きな投資をする前に、本書を読めば、より有効的な活用が可能になる。