ドメスティックなオレオレ詐欺、グローバルな危険ドラッグ:危険ドラッグ 半グレの闇稼業 [社会]
裏社会をターゲットにした取材ではNo.1の溝口敦が危険ドラッグ業界を取材した本書。
このエントリで紹介した「詐欺の帝王」と並んで最新の半グレ犯罪の取材になっている。
詐欺業界のスーパースター:詐欺の帝王 [社会]
名門校出身の親が子どもを同じ学校に入れたがる理由:名門校とは何か? 人生を変える学舎の条件 [社会]
偏見から見えてくる社会の変化:ルポ 中年童貞 [社会]
自分が経営に携わる介護施設での問題職員から思いついたという問題提起。
少ない事例で語っていて極め付けと偏見が激しいんだけど、こういうやり方は「下流社会」のようなスマッシュヒットを生む可能性もある。
とは言え本書はそのレベルには達していない。
見るべきところがないわけじゃないけど……。
本人に納得感が有るのはいいことでしょう。:ニッポンの課長 [社会]
色々な"課長"に重松清がインタビューする企画。
重松清の描写に力があるので、プチ「プロジェクトX」状態になっている。
つまり、読む人を感動させるのだけど、実際のビジネスは成功したといえるものばかりではない……。
そんな状態だ。
ギャンブル依存症は”病気”である:ギャンブル依存国家・日本 パチンコからはじまる精神疾患 [社会]
ギャンブル依存国家・日本 パチンコからはじまる精神疾患 (光文社新書)
- 作者: 帚木 蓬生
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2014/12/11
- メディア: 新書
作家であり、精神科でも有る筆者がギャンブル依存症について語った一冊。
結論に全て賛成できるわけではないが、身近なところに落とし穴のあるギャンブル依存症という「病気」について理解できる良い内容だ。
相続で失敗するポイントが分かれば対策が取れる。:相続税ゼロ! 揉め事ゼロ! 家族で取り組む相続対策 [社会]
相続税ゼロ! 揉め事ゼロ! 家族で取り組む相続対策 (経営者新書 129)
- 作者: 沖 有人
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2014/12/16
- メディア: 新書
タワーマンション節税の第一人者である筆者が相続税節税について書いた一冊。
コンサルタントの書籍らしく、最終解までは書いていない(詳細はお問い合わせくださいという体裁)。
だが、本書で書かれている「相続で失敗するポイント」は参考になるだろう。
コンピュターの秘書になれる人間が高給取りになれる:大格差 [社会]
規制緩和で新たな産業を作ることができそう。:日本の風俗嬢 [社会]
日本人の思う優位性はどこかずれている:イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る 雇用400万人、GDP8パーセント成長への提言 [社会]
イギリス人アナリスト 日本の国宝を守る 雇用400万人、GDP8パーセント成長への提言 (講談社+α新書)
- 作者: デービッド・アトキンソン
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2014/10/21
- メディア: 新書
久しぶりに出会った面白い新書。
クール・ジャパンとか、日本の「おもてなし」と言った空疎な言葉が並ぶ今だからこそ、多くの日本人に読んでみて欲しい。