病と戦う人類の歴史:栄養学を拓いた巨人たち [科学]
まだ医学が呪いと大差なく、科学が未発達で栄養不足からくる病気で多くの人が死んでいた時代。そんな時代に、人体の謎に挑むことによって病を克服してきた先人たちの物語。
ブルーバックスのイメージとは若干異なるが、栄養学そのものよりも、科学史に重点が置かれている。
物理学者とライトノベル作家は紙一重:シュレ猫がいく! ブレーンワールドへの大冒険 [科学]
人体に関する短篇集:からだの一日―あなたの24時間を医学・科学で輪切りにする [科学]
利己的遺伝子説の入門から活用まで:利己的遺伝子から見た人間 [科学]
利己的遺伝子から見た人間 (PHPサイエンス・ワールド新書)
- 作者: 小林 朋道
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2012/03/17
- メディア: 新書
ドーキンスの「利己的な遺伝子」とそれに続く研究を、日本語で日本人にわかりやすく解説した一冊。
入門書としての新書にふさわしい、良心的な一冊だ。
依存症に関する中間報告:快感回路---なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか [科学]
誤りに関する人間の行動:まちがっている エラーの心理学、誤りのパラドックス [科学]
日本人は間違えを恐れるあまり、人前での発表や質問に消極的であるとよく言われる。
だが、本書を読めば、間違いを恐れる心理は世界共通であることがよく分かる。
では、人間は間違えることをなぜ恐れるのか?
そうした心理が進化の過程で植え付けられたのはなぜなのか?
本書は、間違いに関する心理状態、社会的意義に科学的に迫った本である。
タグ:キャスリン・シュルツ ☆☆☆
幸福について考えることの意味:幸福の研究―ハーバード元学長が教える幸福な社会 [科学]
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悪い環境は文字通り遺伝する:エピジェネティクス 操られる遺伝子 [科学]
私は高校時代生物を選択していたので、最低限の遺伝の知識は持っている。
つもりだったのだが、本書に書かれていることは全く初めて知ることばかりだった。
一卵性双生児は遺伝子的には同一なので、環境による影響はともかく、遺伝による影響は同一である。
この説明が正しいと思っているヒトは、是非本書を読んで欲しい。
遺伝に対する考え方が変わることまちがいなしである。
タグ:リチャード・フランシス ☆☆☆☆☆